BanG Dream! It’s MyGO!!!!!

Review

アニメ『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』レビュー:迷子でも、進め。

作品概要

『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』(通称:マイゴ)は、BanG Dream!プロジェクト初の完全新バンドによるTVアニメシリーズです。2023年6月から全13話が放送され、その後劇場版として再編集版も公開。監督は柿本広大氏、脚本は綾奈ゆにこ氏、制作は3DCGに定評のあるサンジゲンが担当しています。

ストーリーと構成

新入生・千早愛音が羽丘女子学園に転校してきたことから物語は始まります。バンドメンバーを募る中で出会ったのが、不思議な雰囲気の高松燈。彼女の過去には中学時代に所属していたバンド「CRYCHIC」とのトラウマがありました。

愛音・燈・楽奈・そよ・立希の5人で再びバンドを結成するも、過去のしがらみや感情の衝突でバンドは崩壊寸前に。しかし、燈のソロ活動、愛音の呼びかけを経て再び集結。クライマックスでは正式にバンド名「MyGO!!!!!」を決定し、感動的な再結成ライブを披露します。

キャラクター紹介

  • 高松 燈(ともり) – 感情表現が不器用なボーカル。不思議系。
  • 千早 愛音(あのん) – 明るく努力家なギタリスト。バンドの中心的存在。
  • 要 楽奈(らあな) – クールで掴みどころのないギター担当。
  • 長崎 そよ(そよ) – おっとりしたベース担当。感情を抑えがち。
  • 椎名 立希(たき) – 燈への強い愛情を持つドラム担当。

音楽と演出の魅力

劇中楽曲は「碧天伴走」「春日影」「迷星叫」など、感情を反映した名曲揃い。ライブシーンの演出は3DCGと手描きのハイブリッドで、ダイナミックかつ繊細な表現が魅力です。演技や音響も臨場感たっぷりで、まるでライブ会場にいるような没入感があります。

作品のテーマとメッセージ

「迷子でもいい、迷子でも進め。」というキャッチコピーの通り、本作の主題は“居場所探し”と“青春の不安”。登場人物たちは心に葛藤や傷を抱えながらも、音楽を通じて自分と向き合い、他人と繋がっていきます。泥臭くて不器用、でもだからこそ美しい青春群像劇です。

ファンの反応と評価

放送当時、SNSでは毎週話題に。ギスギスした展開やリアルな人間関係が「他のバンドアニメと一線を画す」として大きな注目を集めました。終盤のライブシーンは「鳥肌が立った」「泣いた」との声が多数上がり、作品全体への評価も非常に高いものとなりました。

シリーズ内の位置づけ

『MyGO!!!!!』はBanG Dream!シリーズのスピンオフでありながら、新たな層のファンを獲得した異色作。続編『Ave Mujica』への展開も控えており、今後も物語は続いていきます。過去作の明るさとは異なるアプローチで、“青春のリアル”を描き出した意欲作です。

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